悠揚(ゆうよう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・三尺ばかり、細いが水は清く澄み、瀬は立ちながら、悠揚として、さらさらと聞くほどの音もしない。山入の水源は深く沈んだ池沼であろう。湖と言い、滝と聞けば、末の流のかくまで静なことはあるまいと思う。たとい地理にしていかなりとも。 ――松島の道・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
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・・・筒に挿して、のっしりとした腰つきで、井戸から撥釣瓶でざぶりと汲上げ、片手の水差に汲んで、桔梗に灌いで、胸はだかりに提げた処は、腹まで毛だらけだったが、床へ据えて、円い手で、枝ぶりをちょっと撓めた形は、悠揚として、そして軽い手際で、きちんと極・・・
泉鏡花
「二、三羽――十二、三羽」
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