意地でも
行きがかり上、無理にでも。意地になって。「—完成させよう」
意地に掛かる
無理にでも自分の意地を押し通そうとする。意地になる。「—・っても事の真相を知りたくなってるんだ」〈里見弴・今年竹〉
意地になる
どうしても自分の主張や行動を押し通そうとする。我 (が) を張る。「—・って反対する」
意地を張る
頑固に自分の考えや行動を押し通そうとする。「つまらないことに—・るな」
いじくさり【意地腐り】
心根が卑しく、節操のないこと。また、その人。いくじなし。「そなたのやうな—に、小判の梃子 (てこ) でも動 (いご) く女郎ぢゃないぞや」〈浄・寿の門松〉
いじずく【意地尽く】
意地を張り通すこと。いじばり。「—でやりとげる」
いじっぱり【意地っ張り】
[名・形動]《「いじばり」の音変化》こうと思ったことは、よくても悪くても押し通すこと。また、そのさまや、そういう人。強情っぱり。「—な子」
いじばり【意地張り】
[名・形動]「いじっぱり」に同じ。「僕は—という点に於て…陰性の癇癪持だから」〈漱石・彼岸過迄〉
いじわる【意地悪】
[名・形動]わざと人を困らせたり、つらく当たったりすること。また、そのさまや、そういう人。「—を言う」「—な性格」