せいじんはっしょうがたとうにょうびょう【成人発症型糖尿病】
⇒二型糖尿病
せいじんティーさいぼうはっけつびょうウイルス【成人T細胞白血病ウイルス】
ヒトのリンパ球に感染し、成人T細胞白血病やHAMの原因となるレトロウイルス。授乳で母から子へ、性行為で男性から女性に感染する。ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)と同義にも用いる。ヒトT細胞白血病ウイルス1型。HTLV-1(Human T-cell leukemia virus type 1)。 [補説]日本の南西部やカリブ海沿岸、南米。アフリカ中央部などに感染者が多い。潜伏期間は成人T細胞白血病(ATL)で数十年、HAMで数年。生涯発症率はATLで約5パーセント、HAMで約0.25パーセントとされる。
せいじんティーさいぼうはっけつびょうリンパしゅ【成人T細胞白血病リンパ腫】
⇒成人T細胞白血病
せいじんねんれい【成人年齢】
成年に達する年齢。自分の判断だけで私法上の契約を有効に締結できる年齢のこと。国によって異なり、日本では民法で満18歳と定められている。成年年齢。
せいじんせきちゅうへんけい【成人脊柱変形】
成人が発症する、背骨が変形する病気の総称。加齢に伴う椎間板や椎間関節の変性などによって、脊椎が不安定になり、背骨が左右に湾曲する変性側弯症、後方に湾曲し姿勢が前かがみになる変性後弯症、それらが合併した後側弯症などがある。腰痛・直立姿勢保持困難・歩行障害などの障害が現れ、悪化すると逆流性食道炎などの消化器症状を起こすこともある。
せいじんぜんそく【成人喘息】
成人に起こる気管支喘息。→小児喘息 [補説]大人になってから初めて症状が出る成人発症喘息が7〜8割を占める。2〜3割は小児喘息からの移行・再発。小児喘息の大半はダニやハウスダストをアレルゲンとするアトピー型喘息だが、成人喘息は非アトピー型が多く、慢性化・重症化しやすい。
せいじんびょうたいじきはっしょうせつ【成人病胎児期発症説】
胎児期の低酸素・低栄養状態が、成長して成人になったときの成人病(生活習慣病)の素因となるという仮説。1986年に英国の医師・疫学者D=バーカーが提唱。のちに、胎児期に限らず、新生児・乳児期における生育環境も影響するというDOHaD (ドーハッド) 説が登場した。胎児プログラミング仮説。FOAD(fetal origins of adult disease)。