振(り)向く(ふりむく)
の例文・使い方・用例・文例(21)
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・・・という嗄れた声を、耳元に囁かれ、愕然として振り向くと、ああ、王子の髪は逆立ちました。全身に冷水を浴びせられた気持でした。老婆が、魔法使いの老婆が、すぐ背後に、ひっそり立っていたのです。「何しに来た!」王子は勇気の故ではなく、あまりの恐怖・・・
太宰治
「ろまん燈籠」
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