振(り)向ける(ふりむける)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・枕を離るる頭の、音する方に、しばらくは振り向けるが、また元の如く落ち付いて、あとは古城の亡骸に脈も通わず。静である。 再び障った音は、殆んど敲いたというべくも高い。慥かに人ありと思い極めたるランスロットは、やおら身を臥所に起して、「たぞ・・・
夏目漱石
「薤露行」
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・・・と顔を後ろへ振り向けるようにして聞いたら、「だって鷺が鳴くじゃないか」と答えた。 すると鷺がはたして二声ほど鳴いた。 自分は我子ながら少し怖くなった。こんなものを背負っていては、この先どうなるか分らない。どこか打遣ゃる所はなかろ・・・
夏目漱石
「夢十夜」
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