せつごうざい【接合剤】
種々の物体を互いに接着するための物質の総称。釘・のり・接着剤・にかわなどの類。
せつごうし【接合子】
生物の生殖で、二つの配偶子が接合や合体をして生じた細胞。受精卵など。接合体。
せつごうせい【接合井】
水道工事で、濾過池 (ろかち) と配水池をつなぐために、その間に作られた井戸。
せつごうそうるい【接合藻類】
緑藻の一群。淡水産で、単細胞または1列の細胞からなる糸状体。細胞分裂による無性生殖のほか、合体・接合して接合胞子をつくる有性生殖を行う。アオミドロ・ホシミドロ・チリモなど。
せつごうたい【接合体】
⇒接合子 (せつごうし)
せつごうぼう【接合棒】
往復運動をする機関で、ピストンとクランク軸とを連結する棒。連接棒。
せつごうきん【接合菌】
有性的に接合胞子をつくる菌類。栄養状態が良い環境では胞子嚢の中に胞子をつくり無性的に増殖する。ケカビ・クモノスカビ・ハエカビなど。
せつごうきんしょう【接合菌症】
ケカビやクモノスカビなど接合菌類のケカビ目(ムーコル目)に属する真菌が引き起こす感染症の総称。重度の免疫不全を伴う人に日和見感染する深在性真菌症の一つ。主に空気を介して感染し、副鼻腔・肺・消化管などに壊死性の病変をつくる。短期間で致死的な転帰をたどることが多い。ムーコル症。藻菌症。接合菌感染症。
せつごうほうし【接合胞子】
接合菌がつくる接合子。異なる2つの菌糸上に形成された配偶子嚢が接触し、1個の接合胞子を形成する。
せつごうでんたつ【接合伝達】
細菌が接合により、遺伝子の一部やプラスミドを相互にやり取りする現象。薬剤耐性に関わる遺伝子の獲得に関与することが知られる。