揉み上げ(もみあげ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・が、ちょっと裏返して見ると、鳥膚になった頬の皮はもじゃもじゃした揉み上げを残している。――と云う空想をしたこともあった。尤も実際口へ入れて見たら、予期通り一杯やれるかどうか、その辺は頗る疑問である。多分はいくら香料をかけても、揉み上げにしみ・・・
芥川竜之介
「格さんと食慾」
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・・・と余の揉み上げを米噛みのあたりからぞきりと切り落す。「あんまり短かかあないか」「近頃はみんなこのくらいです。揉み上げの長いのはにやけてておかしいもんです。――なあに、みんな神経さ。自分の心に恐いと思うから自然幽霊だって増長して出たく・・・
夏目漱石
「琴のそら音」
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