攀じる(よじる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・すぐに、くるりと腹を見せて、葉裏を潜ってひょいと攀じると、また一羽が、おなじように塀の上からトンと下りる。下りると、すっと枝に撓って、ぶら下るかと思うと、飜然と伝う。また一羽が待兼ねてトンと下りる。一株の萩を、五、六羽で、ゆさゆさ揺って、盛・・・
泉鏡花
「二、三羽――十二、三羽」
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・・・――一度この鐘楼に上ったのであったが、攀じるに急だし、汗には且つなる、地内はいずれ仏神の垂跡に面して身がしまる。 旅のつかれも、ともに、吻と一息したのが、いま清水に向った大根畑の縁であった。 ……遅めの午飯に、――潟で漁れる――わか・・・
泉鏡花
「夫人利生記」
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