ささえぐち【支へ口】
他人を中傷すること。讒言 (ざんげん) 。「陰言、中言、—、立ってはふすべ居てはそしり」〈浄・卯月の紅葉〉
ささえこさえ【支へ小支へ】
《「こさへ」は語調を整えるために類音の語を付け加えたもの》じゃまをすること。また、中傷すること。「—をせしなどとは、承るさへ憎 (にっく) きやつ」〈伎・暫〉
ささえごと【支へ言】
「支え口」に同じ。〈和訓栞〉
ささえじょう【支え状】
鎌倉・室町時代の訴訟で、訴人(原告)の訴状に対する論人(被告)の答弁書。陳状。
ささえだて【支へ立て】
《「だて」は接尾語》じゃまをすること。じゃまだて。「邪魔な額ゆゑ取りおろすを、—なす、不届き者めが」〈伎・暫〉
ささえつりこみあし【支え釣(り)込み足】
柔道で、相手の体を手前にくずしながら、重心ののった相手の足の下端を自分の足裏で支え、これを支点として前方へ倒す技。
ささえばしら【支え柱】
ものを支えるために立てる柱。しちゅう。
ささえて【支え手】
1 支援する人。力を貸す人。「芸術活動の担い手と—」 2 経済や家計を支える人。働き手。「一家の—」