旗本(はたもと)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・某をば妙解院殿御弟君中務少輔殿立孝公の御旗本に加えられ御幟を御預けなされ候。十五年二月廿二日御当家御攻口にて、御幟を一番に入れ候時、銃丸左の股に中り、ようよう引き取り候。その時某四十五歳に候。手創平癒候て後、某は十六年に江戸詰仰つけられ候。・・・
森鴎外
「興津弥五右衛門の遺書」
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・・・ 尾州家から下がったるんは二十九歳で、二十四歳になる妹の所へ手助に入り込んで、なるべくお旗本の中で相応な家へよめに往きたいと云っていた。それを山中が聞いて、伊織に世話をしようと云うと、有竹では喜んで親元になって嫁入をさせることにした。そ・・・
森鴎外
「じいさんばあさん」
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