出典:gooニュース
「荏原製作所」が下請法違反 木型など176社に無償保管させる 過去最多
ポンプの製造に必要な木型などを下請け業者に無償で長期保管させたとして、公正取引委員会は、大手機械メーカーの「荏原製作所」に対し、下請法違反を認定し、保管費用の支払いを求める勧告を出しました。
荏原製作所が下請法違反 木型保管巡り、過去最多数
ポンプ製造用の木型などを下請け会社176社に無償で長期間保管させたのは下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請)に当たるとして、公正取引委員会は20日、ポンプ製造販売大手「荏原製作所」(東京)に保管費用の支払いと再発防止を勧告した。保管させた木型などは計8900個に上り、公取委が金型や木型の無償保管に関して勧告した事案で過去最多となる。
荏原製作所が下請法違反 大型の木型など8900個、無償保管させる
公取委の発表によると、荏原製作所は2023年2月以降、ポンプの製造に使われる同社所有の木型など計8900個を、下請け業者176社に1年以上、無償で保管させていた。 木型などは最大約27立方メートル、重さ数トン。20年ほど無償で保管させていた例もあった。金型などを無償で保管させた下請法違反の事例としては過去最多という。
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