木が入る
演芸・演劇・相撲などで、開場・開幕・口上などの合図に拍子木が打たれる。
木から落ちた猿
頼りとするものを失って、どうしてよいかわからないことのたとえ。
木静かならんと欲すれども風止まず
《「韓詩外伝」九の「樹静かならんと欲して風止まず、子養わんと欲して親待たず」から》親の生きている間に孝行せよという戒め。また、物事が思いのままにならないことのたとえ。風樹の嘆 (たん) 。
木で鼻を括る
《「くくる」は「こくる」の誤用。「こくる」はこする意》無愛想に応対する。冷淡にあしらう。木で鼻をかむ。「—・ったような返事」
木に竹を接ぐ
違う性質のものをつぎ合わせる。前後関係や筋が通らないことのたとえ。
木にも草にも心を置く
小さなことにもおどおどすることのたとえ。木にも萱 (かや) にも心を置く。
木に縁りて魚を求む
《「孟子」梁恵王上から》方法を誤ると目的は達せられないことのたとえ。
木の実は本へ落つ
実は、なった木の根本に落ちる。物事はみなそのもとに帰ることのたとえ。
木を見て森を見ず
小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。