かぶぬしけん【株主権】
株式会社の株主としての地位。剰余金配当請求権・残余財産分配請求権・議決権など多くの権利がある。
かぶぬししほん【株主資本】
1 ⇒自己資本1 2 平成18年(2006)施行の会社法では、自己資本から「評価・換算差額等」(その他有価証券評価差額金・繰越ヘッジ損益・土地再評価差額金など)を除いたものが「株主資本」(資本金・資本剰余金・利益剰余金・自己株式など)とされる。
かぶぬししほんしゅぎ【株主資本主義】
企業経営の理念として、株主利益の追求を最優先とする考え方。利益追求のための人員削減や、市場での規制緩和の働きかけなどが肯定される。公益資本主義(ステークホルダー資本主義)と対比される。
かぶぬししほんはいとうりつ【株主資本配当率】
⇒ディー‐オー‐イー(DOE)
かぶぬししほんひりつ【株主資本比率】
⇒自己資本比率
かぶぬししほんりえきりつ【株主資本利益率】
⇒アール‐オー‐イー(ROE)
かぶぬしそうかい【株主総会】
株式会社の意思決定機関で、議決権を有する株主によって構成される。常置の機関ではなく、決算期ごとに招集される定時総会と、随時に招集される臨時総会とがあり、定款変更、解散、合併、取締役・監査役の選任・解任などを定める。
かぶぬしだいひょうそしょう【株主代表訴訟】
⇒代表訴訟
かぶぬしはいぶん【株主配分】
企業が得た利益を配当や自社株買いなどの方法で株主に配分すること。 [補説]純利益に占める株主配分の比率を総配分性向といい、海外から投資の増加を背景に重要視する企業が増えている。
かぶぬしめいぼ【株主名簿】
株式会社が自社の株主の氏名・住所・保有株数などを記録している名簿。会社法により作成が義務づけられている。 [補説]株式等振替制度の導入により、平成21年(2009)から、上場株式の株主名簿書き換えは、原則的に、証券保管振替機構から株式発行企業への「総株主通知」の交付をもって行われることとなった。