・・・p.254〔欄外に〕 私――その崩壊――国民――再びそれとしての自分、この戻りかた。 芸術の根本的本質を持たないまま 日本の私小説はそこからぬけ出して、かえり見るだけの力の限界を踰えてより拡大された自己認識を与えるに成功し得・・・ 宮本百合子 「ツワイク「三人の巨匠」」
・・・〔欄外に〕十二月一日から四日まで世界は、深刻な緊張におかれた、使用ないときまったことは、戦争技術上の問題もあろう。だが、その技術に立ってつかわないことを世界がアッピールでしたのは〔以下数行欠〕三、平和のた・・・ 宮本百合子 「東大での話の原稿」
再びパリへ 九月十八日 午后六年パリ 十月二十四日 パリを親たち去る 〔欄外に〕青い手帖「フランス」 九月二十九日夜 三人 モンマルトルの赤馬で食事してかえったら下に速達 ・・・ 宮本百合子 「「道標」創作メモ」
・・・ 〔欄外に〕○デーニギ 電報が来るまで待って居てよろしい? 私銀行へ若しかしたら行きません。○リリオム いいでしょう?○新興芸術では、チェッコ・スロァキア注目に価すると思った。行きましょうね? 一九二八年・・・ 宮本百合子 「日記・書簡」
・・・〔欄外に〕 彼はどう云うときに、自分は生きすぎたと感じたろうか。 一、彼が――百十二三歳のとき。or 十五六歳のとき、 ○「おじいさん何か昔のお話をきかせて下さいとさ、「何? 昔のおはなしかね、……ハイ昔・・・ 宮本百合子 「「禰宜様宮田」創作メモ」
・・・〔欄外に〕 Kと資生堂のこと。 片づけのこと。三土会のこと。 次第に母の感情悪化する。――風呂のこと。 ∥ かすかな嫉妬、不快さ Aの態度の自信ナサ ∥ 自分の其等に対する態度の・・・ 宮本百合子 「「伸子」創作メモ(一)」
・・・ 十四日 岸博士来、左胸部浸潤 来年二月頃まで休養 〔欄外に〕○病気にかまけて居るAを見る歯がゆさ。 聖書 マンネリズム ○上役に対して。 ○パーマのこと。 二月頃 ○西村のこと。 マリモ・・・ 宮本百合子 「「伸子」創作メモ(二)」
・・・p.72のルカシュスの言葉〔欄外に〕 ドイツ ルーテル スコットランド ノックス フランス カルヴァンイタリーの乱脈 メディシスの私生子万歳時代への反動として。p.72 宗教改革とギルド=市民階級のもの、・・・ 宮本百合子 「バルザック」
・・・│石田重吉┐直次 つや子└ ひろ子└進三〔欄外に〕坂上夫妻 友人の家 ┌──┐九月│五日│八日 └──┘Policeman Military Police下駄の音電燈カバーの細工・・・ 宮本百合子 「「播州平野」創作メモ」
・・・ 〔欄外に〕 ニュース 一人かえって来る重吉の姿 ┌あの二階 大会┤のびかかった髪の毛 └ 二百人の人でぎっしり 宮本百合子 「「風知草」創作メモ」
出典:青空文庫