死ぬの生きるのという騒ぎ
死ぬとか死なないとか口走るような大げさな騒ぎ。また、生死にかかわるような深刻な騒ぎ。
死ぬ者貧乏
生きていれば、よい目を見ることもあるので、死んだ者がいちばん損であるということ。
死ぬる子は眉目よし
早く死ぬような子は、とかく顔だちが美しいものである。
死ねがな目抉ろ
死ねばよい、そうしたら目の玉をえぐり抜こう。強欲で残忍な気持ちをいう。
死んだ子の年を数える
言ったところでどうにもならない過去のことを後悔することのたとえ。
死んでの長者より生きての貧乏
死んで金持ちになるよりは貧乏でも生きているほうが幸せであるということ。
死んで花実が咲くものか
生きていてこそいい時もあるので、死んでしまえば、万事おしまいである。死んで花実が生 (な) るものか。
死んでも命のあるように
生きることに対する強い執着心を表していう言葉。多く、危機に際して、ややおどけていう。
死んでも死にきれない
あまりに残念で、このままでは死ぬことができない。
死なば諸共
一緒に死ぬ覚悟で事に当たろう。相手に対して、道連れにしてやるという気持ちでいうこともある。