すいじゅんき【水準器】
水平面あるいは鉛直面を定めたり、また、水平面からの傾斜を調べたりするのに用いる器具。一般に使われている気泡管水準器は、やや湾曲したガラス管にアルコールかエーテルを入れ、気泡を残しておいて、管が水平になったとき気泡が中央に来るようにしたもの。水平器。
すいじゅんぎ【水準儀】
水準測量で、高低差を測定するための器械。望遠鏡に水準器を取り付けたもの。
すいじゅんげんてん【水準原点】
水準測量の高さの基準になっている水準点。→日本水準原点
すいじゅんそくりょう【水準測量】
地表の各地点の高さを求める測量。二地点に標尺を垂直に立て、その中間に水準儀を置いて目盛りを読み、その差から高さを求める。高山などの場合には既知の点から高度角と距離を測り、高さの差を計算で求める。高低測量。
すいじゅんてん【水準点】
水準測量によりその標高が精密に求められた点。主要な道路に沿って約2キロごとに花崗岩 (かこうがん) の標石が埋められている。
すいじゅんひょうしゃく【水準標尺】
水準測量で用いる一種のものさし。木製または金属製で、長形の箱状。ふつう三段に収縮でき、伸ばすと約5メートルになる。地上に垂直に立て、水準儀で見て目盛りを読む。箱尺 (はこじゃく) 。