えいきゅうきかん【永久機関】
永続的に運動を続ける機械または装置。外界に仕事をするばかりで、外界に何の変化も残さない装置を第1種永久機関、ただ一つの熱源から熱エネルギーを受け、それを全部仕事に変え、外界に何の変化も残さない装置を第2種永久機関という。ともに経験上不可能であることが確認され、前者は「エネルギー保存の法則」を、後者は「熱力学の第二法則」を導いた。
えいきゅうきたい【永久気体】
どんな低温でも液化できないと考えられた気体。酸素・水素・ヘリウムなどをさしたが、現在ではすべて液化できる。
えいきゅうけつばん【永久欠番】
野球など背番号を使用する運動競技で、優れた功績を残した競技者の栄誉の記念として、その人の使った背番号を、チーム内で永久に他の人が使わないようにすること。また、その番号。
えいきゅうこうさい【永久公債】
定期的に一定の利子を支払うだけで、償還期限のない無期限公債。元金の償還は政府の都合による。1751年に英国で発行されたコンソル公債がこの例であるが、日本ではまだ発行されたことがない。永遠公債。無期公債。利息公債。
えいきゅうこうすい【永久硬水】
カルシウムやマグネシウムの硫酸塩を含み、煮沸しても軟水にならない硬水。→硬水
えいきゅうし【永久歯】
乳歯と交代して以後生え換わらず一生使われる歯。人間では上下16本ずつ32本あり、6歳ごろから30歳ごろまでに生えそろうが、大臼歯は初めから永久歯。
えいきゅうじしゃく【永久磁石】
外部の磁界を取り去っても、磁力が長い間残っている磁石。→一時磁石
えいきゅうしゅうしょく【永久就職】
俗に、女性が結婚して専業主婦となること。
えいきゅうせんきょにんめいぼ【永久選挙人名簿】
⇒選挙人名簿
えいきゅうそしき【永久組織】
分裂能力を失った細胞からできている植物の組織。表皮組織・柔組織など。⇔分裂組織。