さわだしょうじろう【沢田正二郎】
[1892〜1929]俳優。滋賀の生まれ。文芸協会・芸術座を経て、新国劇を創立。剣劇で大衆的人気を博し、「沢正 (さわしょう) 」の愛称で親しまれた。
さわだなたり【沢田名垂】
[1775〜1845]江戸後期の国学者。会津藩士。和漢の学に精通し、藩命により「新編会津風土記」の編纂 (へんさん) に従事した。著「家屋雑考」など。
さわだふじこ【沢田ふじ子】
[1946〜 ]小説家。愛知の生まれ。高校教師、京都の西陣織工を経て作家活動に入り「石女 (うまずめ) 」で注目される。短編「寂野 (さみしの) 」と長編「陸奥甲冑記 (みちのくかっちゅうき) 」で吉川英治文学新人賞受賞。他に「天平大仏記」「天空の橋」など。
さわだきょういち【沢田教一】
[1936〜1970]写真家。青森の生まれ。ベトナム戦争の報道写真家として活躍。昭和40年(1965)ベトナム人母子を撮影した「安全への逃避」を撮影し、世界報道写真コンテストの大賞を受賞。昭和41年(1966)にはピュリッツァー賞を受賞した。
さわだとうこ【沢田瞳子】
[1977〜 ]小説家。京都の生まれ。ふじ子の子。平成22年(2010)、奈良時代を舞台にした小説「孤鷹 (こよう) の天」で作家デビュー。その後も時代小説や歴史小説を中心に執筆、令和3年(2021)「星落ちて、なお」で第165回直木賞を受賞した。