あぶらこし【油漉し】
揚げ物をしたあとの油をこしてかすをとる、金網つきの道具。
あぶらざ【油座】
鎌倉・室町時代、主としてエゴマを原料とする灯油を製造・販売した商人の座。
あぶらさし【油差(し)】
1 機械などに油をさすのに用いる、細長い口のついた道具。また、油をさすこと。 2 行灯 (あんどん) などの油皿に油を補給するための容器。油つぎ。
あぶらざめ【油鮫】
1 アブラツノザメの別名。 2 エドアブラザメの別名。 3 フトツノザメの別名。
あぶらざら【油皿】
行灯 (あんどん) などで、灯火用の油を入れる小さい皿。灯蓋 (とうがい) 。油坏 (あぶらつき) 。
あぶらしめぎ【油搾め木】
果実や種子から油をしぼりとるために使う木製の器械。しめぎ。
あぶらしょう【脂性】
皮膚の表面がいつも脂ぎっている体質。⇔荒れ性。
あぶらしょうじ【油障子】
雨などを防ぐため油紙を張った障子。雨障子 (あましょうじ) 。
あぶらじょうもん【油証文】
江戸時代、子供どうしが約束をたがえないしるしに、髪の油を指につけて柱などに押したこと。「今度から中のいいやうに—しな」〈滑・浮世風呂・前〉
あぶらすぎ【油杉】
マツ科の常緑高木。日の当たる山地に生え、樹皮は灰褐色で縦に裂け目がある。葉は細く扁平で、左右に斜めにつく。材は油を多く含む。台湾および中国南部に産する。ゆさん。