ほうむかん【法務官】
1 旧日本陸海軍で法律に関する事務を担当した職員。文官で、軍法会議では検察官をつとめた。 2 古代ローマの官名。執政官(コンスル)の正式な称号。のちには司法行政を担当した政務官の称。プラエトル。
ほうむきょく【法務局】
法務省の地方支分部局の一。法務大臣の管理下に、民事・行政訴訟、戸籍・登記・供託・公証などの民事行政、および人権擁護に関する事務を分掌する。 [補説]札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡の8か所に法務局、その他の県庁所在地および函館・旭川・釧路に地方法務局が置かれている。
ほうむしょう【法務省】
国の行政機関の一。検察・行刑・恩赦・戸籍・人権擁護・出入国管理などに関する事務を担当する。外局に公安調査庁・公安審査委員会、その他法務局・検察庁などの機関が置かれる。明治4年(1871)に設置された司法省が、第二次大戦後、法務庁・法務府を経て昭和27年(1952)発足。MOJ(Ministry of Justice)。
ほうむだいじん【法務大臣】
国務大臣の一。法務省の長。法相。
ほうむそうごうけんきゅうしょ【法務総合研究所】
法務省の施設等機関の一つ。刑事政策や同省所管事項に関する研究、法務省職員に対する研修、アジア諸国に対する法整備支援活動などを行う。全国8か所(札幌・仙台・牛久・名古屋・大阪・広島・高松・福岡)に支所がある。法総研。