流星(りゅうせい)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・ どこをどう歩行いたとも知らず流星のごとく吾家へ飛び込んだのは十二時近くであろう。三分心の薄暗いランプを片手に奥から駆け出して来た婆さんが頓狂な声を張り上げて「旦那様! どうなさいました」と云う。見ると婆さんは蒼い顔をしている。「婆・・・
夏目漱石
「琴のそら音」
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・・・そんな時、金剛石のような光りの尾を引いた流星達は、窓の外まで突ぬけそうな勢で、垂幕の端から端へと滑りました。 けれども誰一人これを知っている者はありませんでした。お婆さんが糸を巻くのは、もう風見のさえ、羽交に首を突こんで一本脚で立ったま・・・
宮本百合子
「ようか月の晩」
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