じょうどおうじょう【浄土往生】
死後、仏や菩薩の住む浄土に生まれかわること。
じょうどきょう【浄土教】
仏語。極楽浄土に往生することを説く教え。阿弥陀仏の誓いを信じ、念仏して死後に極楽浄土に生まれることを願う教え。浄土宗・浄土真宗・時宗・融通念仏宗など。浄土思想。
じょうどごそ【浄土五祖】
浄土教で重んじる、中国の五人の高僧。曇鸞 (どんらん) ・道綽 (どうしゃく) ・善導・懐感・少康。
じょうどさんぶきょう【浄土三部経】
浄土宗・浄土真宗などで最も重んじる三種の経典。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経。
じょうどしゅう【浄土宗】
平安末期、法然上人源空を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、特に観無量寿経を重視して、専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。
じょうどしんしゅう【浄土真宗】
浄土宗の開祖である法然 (ほうねん) の弟子の親鸞 (しんらん) を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。真宗。門徒宗。一向宗。
じょうどすごろく【浄土双六】
絵双六の一。江戸時代に流行したもので、南閻浮洲 (なんえんぶしゅう) を振り出しに浄土を上がりとする。賽 (さい) には「南・無・分・身・諸・仏」の6字を刻み、悪い目を振ると地獄に落ち、よい目を振ると浄土に至る。
じょうどせんねんしゅう【浄土専念宗】
浄土宗の異称。
じょうどのあるじ【浄土の主】
極楽浄土の主である仏、すなわち阿弥陀仏。
じょうどはっそ【浄土八祖】
浄土宗鎮西派で、浄土教の正統を継承したとする八人の高僧。インドの馬鳴 (めみょう) ・竜樹・世親、中国の菩提流支 (ぼだいるし) ・曇鸞 (どんらん) ・道綽 (どうしゃく) ・善導、日本の源空(法然)。