あさくさオペラ【浅草オペラ】
大正時代、東京の浅草六区で上演されたオペラやミュージカルの総称。
あさくさがみ【浅草紙】
古紙・ぼろきれなどを材料にして漉 (す) き返した下等の紙。落とし紙や鼻紙などに用いる。元禄年間(1688〜1704)に浅草の山谷 (さんや) 辺りで多く製造されたところからいう。
あさくさかんのん【浅草観音】
東京都台東区にある浅草寺 (せんそうじ) の通称。
あさくさじま【浅草縞】
縦糸にくずの生糸、横糸に木綿糸を用いた紬 (つむぎ) 織り。武蔵の八王子付近から産した。
あさくさたんぼ【浅草田圃】
江戸、浅草新吉原(台東区)の後方にあった水田地帯。吉原田圃。
あさくさでら【浅草寺】
⇒せんそうじ(浅草寺)
あさくさのり【浅草海苔】
1 ウシケノリ科の紅藻。アマノリ類の代表種。紅紫色で、冬から春にかけて生育する。食用として養殖。名は、江戸初期に浅草あたりの海辺からとれたからという。むらさきのり。 2 生のアマノリを刻み、枠に流して漉 (す) き、日光で乾燥させたもの。干しのり。
あさくさぶんこ【浅草文庫】
明治8年(1875)に浅草蔵前に設けられた官立の公開図書館。昌平坂学問所・和学講談所などの蔵書約11万冊を受け継いだもので、現在、その大部分は国立公文書館内閣文庫に保存。 江戸時代、浅草に居住した医師板坂卜斎、大名堀田正盛、御家人木村重助らの私設文庫。また、明治・大正の学者大槻如電 (おおつきじょでん) が設けた文庫。
あさくさまつり【浅草祭】
「三社祭」に同じ。
あさくさどおり【浅草通り】
東京都台東区東上野から江東区亀戸までの道路の呼び名。上野駅前から隅田川をわたり、明治通りに至る。