1 濁っていること。透明でないこと。「水の―」「レンズの―」
2 色・音声などが、鮮明でないこと。「―のある発色」
3 精神などが、けがれていること。「心の―」
4 濁音の符号。濁点。
5 「濁り酒」の略。
出典:青空文庫
・・・どちらかと言えば、泥濁りのした大川のなま暖かい水に、限りないゆか・・・ 芥川竜之介「大川の水」
・・・すように、だんだん赤濁りを帯び始めた。「戦争だ。戦争だ。」――彼・・・ 芥川竜之介「奇怪な再会」
・・・流れている、幅の狭い濁り川が、行方に明く開けた時、運命は二三本の・・・ 芥川竜之介「首が落ちた話」