1 つまらないおしゃべり。むだごと。「―をきく」
2 言語遊戯の一。語呂によってもとの文句をもじっていうもの。「おそれ入谷 (いりや) の鬼子母神」「驚き桃の木山椒の木」の類。
出典:青空文庫
・・・あまり、煩さい無駄口はききますまい。ヴァレリイが俗っぽくみえるのは・・・ 太宰治「虚構の春 」
・・・さる無駄口に暇潰さんより手取疾く清元と常磐津とを語り較べて聞かすが・・・ 二葉亭四迷「小説総論 」
・・・こういう無駄口はきくが、インガが第三交代の婦人労働者達に約束した托・・・ 宮本百合子「「インガ」 」