ししがしら【獅子頭】
1 獅子舞に使用する、木製の獅子の頭部をかたどったもの。広義には猪 (いのしし) ・鹿 (しか) をかたどったものも含む。《季 新年》 2 金魚の品種で、頭に肉こぶがあるもの。オランダシシガシラ・ランチュウなど。《季 夏》 3 シシガシラ科の常緑多年生のシダ。林下に生える。羽状の切れ込みのある葉が束生し、若い栄養葉は赤みを帯びる。胞子葉は柄が長い。むかでぐさ。 4 1を小さく作った玩具。
ししがしらのかぶと【獅子頭の兜】
鉢のてっぺんに獅子の作り物を取り付けた兜。
ししきゅう【獅子宮】
黄道十二宮の第5宮。獅子座に相当するが、歳差のため春分点が移動し、現在は獅子座の西部から蟹座 (かにざ) の西部にあたり、太陽は7月24日ごろこの宮に入る。
ししく【獅子吼】
[名](スル) 1 雄弁をふるうこと。意気盛んな大演説をすること。「壇上に—する」 2 仏の説法。獅子がほえて百獣を恐れさせるように、悪魔・外道 (げどう) を恐れ従わせるところからいう。
ししぐち【獅子口】
1 屋根の棟飾りの一。棟の両端に置く瓦で、山形の綾筋があり、上方に経の巻 (まき) と称する丸瓦3個をつけたもの。神社・宮殿・邸宅などに用いる。 2 能面の一。獅子を表すもの。口を大きく開き、きばをむき出す。「石橋 (しゃっきょう) 」に用いる。 3 竹製の花器 (かき) の一。一重切りで、生け口が獅子の口のように横に広がっているもの。置き花や掛け花に用いる。
ししこく【獅子国】
スリランカの古称。
ししざ【獅子座】
1 「獅子の座」に同じ。 2 4月下旬の午後8時ごろ南中し、南天に高く見える大星座。黄道十二星座の一。α (アルファ) 星はレグルスで、光度1.3等。学名 (ラテン)Leo
ししざりゅうせいぐん【獅子座流星群】
獅子座のγ (ガンマ) 星付近を輻射点とする流星群。11月14日頃から11月24日頃にかけて見られ、11月17日前後に出現のピーク(極大)となる。母天体は公転周期33年のテンペルタットル彗星。彗星の回帰前後数年は出現数が増加する傾向があり、まれに流星雨となることがある。獅子座γ流星群。レオニズ。レオニド。
ししざる【獅子猿】
ライオンタマリンの別名。
ししっぱな【獅子っ鼻】
「獅子鼻 (ししばな) 1」に同じ。