はっこうき【発光器】
生物発光を行う器官。蛍では発光細胞層・反射層からなり、腹部にある。
はっこうきん【発光菌】
発光する担子菌。傘のひだが光るツキヨタケ、菌糸が光るナラタケなどのキノコ。熱帯地方に多い。発光菌類。
はっこうさいきん【発光細菌】
発光する細菌。主に海産で、マツカサウオに寄生して発光するものなどがある。発光バクテリア。
はっこうしょくぶつ【発光植物】
生物発光をする植物。細菌や一部の担子菌類にみられ、エネルギー代謝の一つの形として光が生じる。ヒカリゴケのように光を反射するものは含めない。
はっこうスペクトル【発光スペクトル】
原子や分子が、エネルギーの高い励起状態から低い状態へ遷移するときに放射する、電磁波のスペクトルの総称。スペクトルの見え方から、輝線スペクトル、帯スペクトル、連続スペクトルの三つに分類される。放射スペクトル。放出スペクトル。
はっこうたい【発光体】
太陽や炎などのように、それ自体が光を発する物体。
はっこうダイオード【発光ダイオード】
《light emitting diode》半導体のpn接合部に電圧を加えると、緑や赤、青などに発光する素子。燐化 (りんか) ガリウム・ガリウム砒素 (ひそ) などの化合物半導体が用いられ、家電製品・自動車の計器の表示などに使用される。LED。→青色発光ダイオード
はっこうどうぶつ【発光動物】
生物発光をする動物。みずから発光物質を産生して光るヤコウチュウ・ウミホタル・チョウチンアンコウ・ホタルや、発光細菌の寄生・共生によるマツカサウオなどがある。
はっこうとりょう【発光塗料】
蛍光体または燐光 (りんこう) 体を主要顔料とし、微量の放射性元素を刺激源として加えて、暗所で発光するようにした塗料。計器の指針や道路標示などに使用。夜光塗料。
はっこうバクテリア【発光バクテリア】
⇒発光細菌