[名・形動]
1 空間や場所にゆとりがなく、自由に動きがとれないこと。また、そのさま。「―な服」「座席が―になる」
2 思うようにふるまえず気詰まりであること。また、そのさま。「お偉方ばかりで―な会だ」「―な思いをする」
3 形式張って堅苦しいこと。融通のきかないこと。また、そのさま。「―で面白みのない男」「―に考えすぎる」
4 物や金が不足してままならないさま。「―な暮らし」
出典:青空文庫
・・・い合った父の隣りに、窮屈そうな膝を重ねていた。「ええ、すぐに見え・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」
・・・と高座には遠い所へ、窮屈な腰を下す事が出来た。彼等がそこへ坐った・・・ 芥川竜之介「奇怪な再会」
・・・て、出来るだけ小さく窮屈そうに坐りこんだ。「何しに来た」 底力の・・・ 有島武郎「カインの末裔」