端金(はしたがね)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と相談したが、こんどは「そんな端金ではどないも仕様がない」と乗気にならず、ある日、そのうち五十円の金を飛田の廓で瞬く間に使ってしまった。四五日まえに、妹が近々聟養子を迎えて、梅田新道の家を切り廻して行くという噂が柳吉の耳にはいっていたので、・・・
織田作之助
「夫婦善哉」
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・・・揃っていれば、勿論こんな店にあるべきものではないはずだが、それにしても何程というだろうと、価を聞くと、ほんの端金だった。アア、一対なら、おれの腕で売れば慥に三十両にはなるものだが、片方では仕方がない、少しの金にせよ売物にならぬものを買ったっ・・・
幸田露伴
「骨董」
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