米塩(べいえん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ ちょうどこの時分、父の訃に接して田舎に帰ったが、家計が困難で米塩の料は尽きる。ためにしばしば自殺の意を生じて、果ては家に近き百間堀という池に身を投げようとさえ決心したことがあった。しかもかくのごときはただこれ困窮の余に出でたことで、他・・・
泉鏡花
「おばけずきのいわれ少々と処女作」
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・・・『我は米塩の為めに書かず』というは文人としての覚悟として斯うなくてはならぬ。又文人に限らず、如何なる職業にしろ、単に米塩の為め働くというのは生活上非合理であって、米塩は其職業に労力した結果として自ずから齎らさるゝものでなければならぬ。然・・・
内田魯庵
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
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