出典:gooニュース
「売る米がない……」米屋の倒産、2年連続で増加 米価高騰に転嫁追い付かず
帝国データバンクは、「米屋(米穀店)」における倒産・休廃業解散の発生状況について調査・分析を行った。2024年度に発生した「米屋」の休廃業・解散(以下「廃業」)は、累計88件と前年度から2年連続で増加し、コロナ禍以降の過去5年間で最多となった。
「売るコメがない」苦境にある〝街の米屋〟 廃業は直近5年間で最多、半数以上は減益
天候不順などで全国的なコメ不足となった昨年の「令和の米騒動」を受け、コメを専門に取り扱う「街の米屋」が苦境に立たされている。帝国データバンク(TDB)によると、昨年度の米穀店の廃業数は88件で新型コロナウイルス禍が本格化した直近5年間で最多。売るコメがなかったり、高値の仕入れ価格を販売価格に転嫁できないためとみられる。
『売るコメがない』 米屋が深刻な苦境に… 廃業が「2年連続で増加」
一方で、価格へ転嫁できずに業績が悪化し、一時休業や廃業を余儀なくされる米屋が増加している。 約5割が業績悪化 2024年度の米屋における損益状況をみると、25.2%の米屋が前年度から「減益」となった。
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