つづれおり【綴れ織(り)】
横糸に数色の色糸を使い、模様部分だけをつづら折りのように織り進めて模様を表した織物。地組織の横糸も折り返されて織られるため、色の境目には縦方向にすきまができる。帯地・袋物・壁掛けなどに用いる。綴れ錦 (にしき) 。
つづれごろも【綴れ衣】
「綴 (つづ) れ1」に同じ。
つづれさせこおろぎ【綴刺蟋蟀】
コオロギ科の昆虫。普通にみられるコオロギで、体長約2センチ、黒褐色。頭部は丸みがある。雄は8月中旬から11月ごろまでリッリッリッと鳴く。名は、これを古人が「肩刺せ裾 (すそ) 刺せ綴れ刺せ」と着物の手入れを促していると聞きなしたというのによる。
つづれにしき【綴れ錦】
「綴れ織り」に同じ。