きんきゅうきゅうめいしつ【緊急救命室】
⇒イー‐アール(ER)
きんきゅうけいほうほうそう【緊急警報放送】
東海地震の警戒宣言の発令、津波警報の発令、地方自治体の長から要請のあった場合に、テレビ・ラジオで流される緊急放送。EWS(emergency warning system)。 [補説]専用の受信機があれば、テレビ・ラジオが通電待機状態であっても自動的にスイッチが入り、放送が流れる。
きんきゅうけん【緊急権】
自国または自国民に急迫した危険のある場合、それを避けるために他国の権利や利益を侵害してもさしつかえないという国際法上の権利。侵害に対する賠償は必要。緊急避難。
きんきゅうこうか【緊急降下】
[名](スル)飛行中の航空機が、機内圧力の低下と酸素不足が生じた場合、人体に安全な高度まで降下すること。
きんきゅうざいせいしょぶん【緊急財政処分】
明治憲法下で、緊急の必要があるとき、勅令によって行うことの認められていた国家の財政処分。
きんきゅうじしんそくほう【緊急地震速報】
地震の発生直後に、各地への到達時刻や震度を予測して通知する予報・警報。気象庁がテレビ・ラジオ、携帯電話、専用端末などを通じて発表する。平成16年(2004)2月に試験運用を開始し、平成19年(2007)10月から一般向けの情報提供を開始。EEW(earthquake early warning)。 [補説]震源に近い地震計でとらえた初期微動の観測データから、震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、各地域への主要動到達前にその時刻や震度を予測。これをもとに、鉄道・エレベーターなどの制御や、迅速な防火・避難行動につなげる。
きんきゅうじたい【緊急事態】
1 すみやかな対応が必要とされる重大な事態。「—が発生する」 2 大規模な災害や騒乱などが発生して、治安上差し迫った危険が存在する状態。→緊急事態宣言
きんきゅうしつもん【緊急質問】
国会の本会議で、緊急を要する場合に、議院の議決により口頭ですることを認められた質問。
きんきゅうじどうしゃ【緊急自動車】
道路交通法で、消防用・救急用自動車や公安委員会が指定する警察用・自衛隊用自動車などで、緊急の用務のために運転中のもの。一般車に対する優先、有料道路の無料通行などが認められる。
きんきゅうしゅうかい【緊急集会】
衆議院の解散中に緊急の事態が発生したとき、内閣の求めによって開かれる参議院の集会。ここでとられた措置は国会の権能を代行するが、次の国会開会後10日以内に衆議院の同意を得ないと失効する。