羊の歩み
《「北本涅槃経」三八から》 1 屠所 (としょ) にひかれてゆく羊の歩み。死がしだいに近づくことのたとえ。 2 歳月。光陰。〈日葡〉
ひつじかい【羊飼い】
羊を飼育する人。また、放牧された羊の世話や番をする人。 [補説]書名別項。→羊飼い
ひつじぐも【羊雲】
高積雲の俗称。羊の群れのように見えるところからいう。
ひつじばえ【羊蠅】
双翅 (そうし) 目ヒツジバエ科の昆虫。体長1センチくらい。体が密に毛に覆われ、ミツバチに似て、黄色で黒色の顆粒 (かりゅう) を密につけている。幼虫は羊の鼻腔内に付着する害虫。
ひつじへん【羊偏】
漢字の偏の一。「羚 (れい) 」「羯 (かつ) 」などの「羊」の称。
羊の皮を着た狼
《a wolf in sheep's clothing/a wolf in a lamb's skin》親切そうにふるまっているが、内心ではよからぬことを考えている人物のたとえ。新約聖書から。羊の皮をかぶった狼。
ひつじかいえいせい【羊飼い衛星】
惑星の環の近傍を公転し、構成粒子に力学的な影響を及ぼし、環の形状を維持するはたらきをもつ衛星。名称は群れから羊が離れないように見張る羊飼いになぞらえたもの。土星のF環付近をめぐる第16衛星プロメテウスと第17衛星パンドラ、天王星のε環付近をめぐる第6衛星コーディリアと第7衛星オフェーリアが知られる。シェパード衛星。