耳に付く
1 聞いた音や声などが気になり、忘れられなくなる。「その歌は今も—・いて離れない」 2 同じ音や声が何度も耳に入って、うるさく思う。「波の音が—・いて眠れない」
耳に留まる
聞こえてきて、それに注意が向く。また、聞いたことが気になって耳に残る。「捨てぜりふが—・る」
耳に留める
注意して聞く。聞いて記憶に残す。「先輩のアドバイスを—・める」
耳に残る
声や音が忘れられなくなる。「—・る映画音楽」
耳に入る
聞こえる。物音・話・うわさなどが聞こえてくる。「隣席の会話がふと—・る」
耳に挟む
ちらっと聞く。ふと耳に入る。小耳にはさむ。「妙なうわさを—・む」
耳に触れる
⇒触れる1㋒
耳の正月
おもしろい話や音楽などを聞いて楽しむこと。耳のごちそう。
耳を洗う
《「史記正義」伯夷伝の故事から》世俗の汚れたことを聞いた耳を洗い清める。世俗の栄達をきびしく拒否するたとえ。耳をすすぐ。
耳を疑う
思いがけないことを聞き、聞き違いかと思う。聞いたことが信じられないことにいう。「突然の話で自分の—・った」