さいたいけつ【臍帯血】
臍帯に含まれる血液。造血幹細胞を多く含み、白血病・再生不良性貧血の患者などに移植される。
さいたいけついしょく【臍帯血移植】
白血病・再生不良性貧血など血液の病気の治療法の一。産後は不要になる、胎児と胎盤をつなぐ臍帯(へそのお)と胎盤にある血液を患者に移植する。血液細胞を造る造血幹細胞を多く含み、患者の造血機能を高める。CBT(cord blood transplantation)。臍帯血幹細胞移植(CBSCT)。
さいたいじょうみゃく【臍帯静脈】
胎児期に、胎盤から胎児に血液を送る静脈。酸素や栄養に富んだ動脈血が流れている。臍静脈。→臍帯動脈 [補説]胎児の心臓に入る血管なので静脈の名がついている。
さいたいどうみゃく【臍帯動脈】
胎児期に、胎児から胎盤に血液を送る動脈。胎児の左右の内腸骨動脈から1本ずつ分岐し、胎児の体内で生じた二酸化炭素や老廃物を含む静脈血が流れている。臍動脈。 [補説]臍帯の中では、2本の臍帯動脈が1本の臍帯静脈のまわりをらせん状に取り巻いている。
さいたいけつかんさいぼういしょく【臍帯血幹細胞移植】
「臍帯血移植」と同義。CBSCT(cord blood stem cell transplantation)。