良う/善う/能う(よう)
の例文・使い方・用例・文例(22)
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・・・外界の刺戟によって発動した自己の感激、意望というものを、一先ず、能う限り公正な謙虚な省察の鉄敷の上にのせ、容赦なく批判の力で鍛えて見る。いよいよこれに動きがないというところで、始めて主張するなら、飽くまでも主張するという、真に人をつくる練磨・・・
宮本百合子
「われを省みる」
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・・・「当分ここにおったらええが、その中に良うなろうぜ。」 そう勘次が静に云うと、安次は急に元気な声で早口に、「すまんこっちゃ、すまんこっちゃ。」 と云いながら続けさまに叩頭した。勘次は落ちつけば落ちつく程、胸の底が爽やかに揺れて・・・
横光利一
「南北」
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