薬が効き過ぎる
仕置き・忠告などの効果がありすぎて、かえって逆の結果になってしまう。
薬九層倍
薬の売価が、原価に比べて非常に高いこと、また、暴利をむさぼることのたとえ。
薬にしたくもない
ほとんどない。全くない。薬にしたくてもない。「いたわりの心など—・い」
薬にする程
非常に少ないことをいう言葉。「—しかない」
薬人を殺さず薬師人を殺す
薬によって人が死んだとしても、その罪はそれを運用した人にある。物は使い方しだいで薬にもなれば毒にもなる。薬師は人を殺せど薬人を殺さず。
薬降る
薬日 (くすりび) である陰暦5月5日の正午ごろに雨の降ることをいう。その雨水で医薬を製すると特に薬効があるとされた。《季 夏》「—空よとてもに金ならば/一茶」
薬より養生
健康を保つには、薬を飲むよりも、ふだんの養生が大切であるということ。
くすりうり【薬売り】
薬を売り歩くこと。また、その人。「越中 (えっちゅう) 富山の—」
くすりおろし【薬卸し】
⇒薬研 (やげん)
くすりがけ【薬掛(け)/釉掛(け)】
素焼きの陶磁器の表面に釉 (うわぐすり) をかけること。