けっかんしんせいそがいざい【血管新生阻害剤】
癌細胞 (がんさいぼう) に酸素や栄養を供給する異常な血管の増殖を抑制する分子標的薬。ベバシズマブやソラフェニブなどがある。
けっかんしょう【血管床】
毛細血管などの微小血管とその周囲にある組織によって構成される領域。
けっかんせいにんちしょう【血管性認知症】
⇒脳血管性認知症
けっかんめいそうしんけいせいしっしん【血管迷走神経性失神】
血管迷走神経反射によって起こる失神。
けっかんめいそうしんけいはんしゃ【血管迷走神経反射】
何らかの原因で迷走神経の働きが活発になり、末梢血管が拡張して、徐脈や血圧の低下、失神などを起こすこと。 [補説]採血時に気分が悪くなったり、朝礼などで長時間立ち続けている際に貧血を起こすことなどがこれにあたる。
けっかんえん【血管炎】
血管壁に炎症が起こり、それによって出血や血流障害が生じ、さまざまな臓器に障害を引き起こす病気の総称。高安動脈炎・川崎病・ANCA関連血管炎・バージャー病など。
けっかんへき【血管壁】
血管の内腔を囲む壁。毛細血管では内皮のみからなり、動脈・静脈では内膜・中膜・外膜の3層構造をとる。内膜は内皮とわずかな結合組織、中膜は平滑筋と弾性線維・膠原線維、外膜は結合組織からなる。