かいりせいどういつしょう【解離性同一症】
一人の人間の中に複数の異なる人格状態が存在し、それらが交代して現れる状態。解決困難な葛藤に直面したときに、知覚や記憶を自己の意識から切り離そうとするために起こると考えられる。以前は多重人格障害と呼ばれた。解離性同一性障害。DID(dissociative identity disorder)。
かいりせいトランス【解離性トランス】
特定の場所や文化に古くからみられる、意識の状態や自己同一性、記憶に関する一時的な障害。解離性障害の一つ。周囲の状況を認識する能力が低下し、本人の意志で制御できない動作を繰り返すもの(解離性トランス)や、神や魂といったものの影響を受けて、本人の自己同一性の感覚が新たな自己同一性に置き換わり、不随意的な常同運動や健忘を伴うもの(憑依性トランス)がある。