言葉の先を折る
口出しをして、人の話をさえぎる。「御用意よくば早お立ちと、申す言葉の先折って、輝国殿、何おっしゃる」〈浄・手習鑑〉
言葉の下から
言い終わるか終わらないうち。言下に。「謝る—もう怒らせるようなことを言う」
言葉は国の手形
言葉のなまりは通行手形のように、その人の生まれ育った国を表す。
言葉は心の使い
心に思っていることは自然と言葉にあらわれるということ。「—と申せば、これらの人の胸のうち、つたなくさわがしくこそ覚え侍れ」〈ささめごと〉
言葉は立居を表す
《「立居」は、日常の動作》話し方に、その人の人格・性行までもが表れる。
言葉は身の文
《「春秋左伝」僖公二四年から》言葉はその人の品位を表すということ。
言葉を返す
1 返事をする。「—・す間もない」 2 相手の言うことに従わず、口答えをする。「お—・すようですが」
言葉を掛ける
かるく話しかける。また、それと意識して話しかける。「ねぎらいの—・ける」「—・けるタイミングを失う」
言葉を飾る
巧みな言葉遣いをする。特に、巧みな言い回しで偽りを言う。
言葉を交わす
互いに話し合う。ちょっと話をする。「初めて彼女と—・した」