せっきょうがたり【説経語り】
説経節を語る人。また、それを語って門付けすること。説経説き。説経師。
せっきょうさいもん【説経祭文】
説経節が山伏の祭文と結びついたもの。江戸初期に成立、後期には寄席にも進出した。
せっきょうし【説経師】
1 《「せっきょうじ」とも》経文を説き聞かせる人。説経者。談義僧。勧化僧。 2 「説経語り」に同じ。
せっきょうじょうるり【説経浄瑠璃】
⇒説経節
せっきょうだゆう【説経太夫】
説経節を語る太夫。
せっきょうとき【説経説き】
⇒説経語り
せっきょうぶし【説経節】
説経1が、和讃 (わさん) ・平曲・謡曲などの影響を受けて音楽化し、語り物となったもの。初めは鉦 (しょう) ・簓 (ささら) 、のちには胡弓 (こきゅう) ・三味線などを伴奏にした。鎌倉末期に成立、本来の門付け芸から、操り人形と結んで江戸初期には劇場にも進出したが、義太夫節の流行とともに衰微。説経浄瑠璃。→五説経