新生児・乳児の養育を放棄したい親が、病院などに匿名で子を託すための設備。多く、小さな扉から屋内の保育器などに子を入れる仕組みで、利用があると、センサーが作動し係員に知らせる。託された子は乳児院や児童養護施設に引き取られる。
[補説]子の
養育に行き詰まった親による
虐待や育児放棄を防ぐ
目的で、それに至る前の親に「逃げ道」を与えるための
設備だが、
法的な問題点も
指摘されている。2000年、
ドイツの
ハンブルクが初の例で、日本では
平成19年(2007)
熊本の慈恵病院が最初に
設置。