とおりあめ【通り雨】
さっと降って、すぐやむ雨。
とおりいっぺん【通り一遍】
1 通るついでに立ち寄っただけで、深いなじみではないこと。振り。「—の客」 2 うわべだけで誠意のないこと。また、そのさま。「—のあいさつ」
とおりがかり【通り掛(か)り】
1 たまたまそこを通ること。通りすがり。「—の人」 2 よそへ行く道のついで。通りがけ。「—に立ち寄る」
とおりかぐら【通り神楽】
1 町を流して歩く太神楽 (だいかぐら) 。 2 歌舞伎下座音楽の一。篠笛 (しのぶえ) と桶胴 (おけどう) または大太鼓による囃子 (はやし) 。1を模したもので、初春の郭 (くるわ) の場面などに用いる。
とおりがけ【通り掛け】
そこを通るついで。通りすがり。通りがかり。「—に声を掛ける」
とおりきって【通り切手】
⇒関所手形
とおりく【通り句】
1 連歌・俳諧で、だれでも知っている有名な句。 2 その世界に通用している文句。「艶治郎は青楼の—なり」〈洒・通言総籬〉
とおりことば【通り言葉】
ある世界やある仲間の間で用いられる言葉。また、世間一般に通用する言葉。
とおりじ【通り字】
1 人の実名に祖先から代々伝えて付ける文字。源氏で頼朝・頼家の「頼」、義朝・義経の「義」の字、平氏で清盛・知盛・維盛の「盛」の字など。 2 世間一般に通用して使われる俗字。
とおりすがり【通りすがり】
たまたまそこを通ること。通りがかり。「—のタクシー」