どうとくいしき【道徳意識】
道徳上の正邪善悪を適切に判別し、正や善に基づいて行動しようとする意識。良心とほぼ同義だが、良心が主として個人的な体験や事実の次元にかかわるのに対して、道徳意識はより社会的である。
どうとくかがく【道徳科学】
《(フランス)science des mœurs》道徳的規範・義務・権利など道徳意識の内容を社会的事実とみて実証的に研究し、その法則性を知ろうとする科学。フランスの社会学者レビ=ブリュールが提唱。
どうとくかんぜい【道徳関税】
ぜいたく品の輸入にかける税率の高い関税。
どうとくきょう【道徳経】
⇒老子
どうとくきょういく【道徳教育】
社会の成員としての道徳的判断力・態度や行動様式を身につけさせるための教育。徳育。
どうとくさいぶそう【道徳再武装】
⇒エムアールエー運動
どうとくしゃかいがく【道徳社会学】
道徳現象を社会現象としてとらえ、社会学的方法によって研究しようとする立場。デュルケームによって社会学の一分野として位置づけられ、レビ=ブリュールらに継承された。
どうとくしん【道徳心】
道徳を守る心。善悪を判断し善を行おうとする心。
どうとくせい【道徳性】
1 道徳の本性。また、人格・判断・行為などが道徳的であること。「企業の—が問われる」 2 《(ドイツ)Moralität》カント倫理学の用語。行為が、単に外面的に道徳法則に一致しているという適法性と区別して、道徳法則に対する尊敬を動機としていること。ヘーゲルでは、人倫と区別して主観的意志の法をさす。
どうとくてき【道徳的】
[形動]道徳に関係するさま。また、道徳にかなうさま。「—な責任」「—な見地」