さんかあえん【酸化亜鉛】
亜鉛を空気中で燃焼させると生じる白色の粉末。亜鉛華、亜鉛白ともいい白色顔料・化粧品・触媒などに用いる。化学式ZnO
さんかアルミニウム【酸化アルミニウム】
アルミニウムの酸化物や化合物。天然には鋼玉として産出し、工業的には原鉱から水酸化アルミニウムを取り出し、強く熱して作る。アルミニウムの原料、人工宝石のルビー・サファイア、耐火材・研磨材・触媒などに用いる。化学式Al2O3 アルミナ。礬土 (ばんど) 。
さんかエチレン【酸化エチレン】
エチレンを直接酸化してつくる、無色で芳香性のある、引火しやすい有毒の気体。水・アルコールなどによく溶ける。合成洗剤・合成樹脂の製造原料。殺菌力が強く、医療器具や精密機器の滅菌処理(酸化エチレンガス滅菌)に用いられる。エチレンオキシド。化学式C2H4O
さんかえん【酸化炎/酸化焔】
酸素の供給が十分で、燃焼生成物の二酸化炭素や水蒸気のほかに高温の酸素を含み、酸化性がある炎 (ほのお) 。ブンゼンバーナーの外炎など。
さんかカルシウム【酸化カルシウム】
カルシウムの酸化物。石灰石を焼いて作る。水を注ぐと多量の熱を発生して水酸化カルシウム(消石灰)となる。漆喰 (しっくい) ・モルタルに使用。また消石灰・カーバイドなどの製造原料。化学式CaO 生石灰 (せいせっかい) 。石灰。
さんかかんげんこうそ【酸化還元酵素】
生体内の酸化還元反応を触媒する酵素の総称。細胞の呼吸、発酵、生合成における物質ならびにエネルギー代謝に重要な役割を果たす。
さんかかんげんでんい【酸化還元電位】
酸化するものと還元するものとからなる溶液中で、白金電極と標準水素電極との間に生じる電位差。
さんかかんげんはんのう【酸化還元反応】
2種の物質の間で、電子・酸素原子・水素原子の授受が行われる化学反応。一方の物質が電子などを放出して酸化すると、他方の物質はこれらを受け取って還元する。二つの反応は相伴って起こるので、まとめていう。
さんかぎんでんち【酸化銀電池】
正極に酸化銀(Ⅱ)か(Ⅰ)、負極に亜鉛、電解液に水酸化ナトリウムか水酸化カリウムの水溶液を用いた電池。現在実用のボタン型一次電池は正極に酸化銀(Ⅱ)と(Ⅰ)を共存させ、電解質に水酸化ナトリウムを用いたもので、電圧約1.5ボルト。腕時計・カメラなどに使用。銀電池。
さんかぎんボタンでんち【酸化銀ボタン電池】
⇒酸化銀電池