だいごかいどう【醍醐街道】
京都市伏見から醍醐・山科・逢坂関 (おうさかのせき) を経て、滋賀県大津市に至る道。醍醐路。
だいごさん【醍醐山】
京都市伏見区東部にある山。山上に西国十一番札所の准胝堂 (じゅんでいどう) がある。日野岳。
だいごじ【醍醐寺】
京都市伏見区にある真言宗醍醐派の総本山。山号は深雪山・笠取山。開創は貞観16年(874)、開山は聖宝。笠取山全山が寺域で、准胝 (じゅんでい) 堂や如意輪堂などのある山上を上 (かみ) 醍醐、三宝院・金堂・五重塔のある山麓を下 (しも) 醍醐という。江戸時代、三宝院は修験道当山派の拠点だった。国宝の五重塔は創建当初のもので、京都における最古の塔。ほかに多数の国宝・重要文化財・古文書を所蔵。平成6年(1994)「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。
だいごのさんりゅう【醍醐の三流】
真言宗の小野六流のうち、聖宝の孫弟子の定海・聖賢・賢覚を祖とする三宝院流・金剛王院流・理性院 (りしょういん) 流の総称。
だいごのはなみ【醍醐の花見】
慶長3年(1598)豊臣秀吉が醍醐寺の三宝院で開いた花見の宴。
だいごみ【醍醐味】
1 仏語。仏陀の、最上で真実の教え。 2 物事の本当のおもしろさ。深い味わい。「読書の—を味わう」
だいごりゅう【醍醐流】
真言宗声明 (しょうみょう) の一流派。醍醐寺の僧定遍の創始で、横笛の譜を基にしてその旋律を定めた。