じゅうりょくはてんもんがく【重力波天文学】
連星中性子星や連星ブラックホールの合体などによって発生する重力波を直接観測し、宇宙の進化や構造などを探ろうという天文学の新分野。重力波が伝播する際に生じる極めてわずかな空間の伸縮を重力波望遠鏡によって捉える。可視光や電波などの電磁波を用いる従来の天文学と異なり、重力の発生源そのものの質量や角運動量などの物理量を正確に決定できるという利点がある。
じゅうりょくはんけい【重力半径】
「シュバルツシルト半径」に同じ。
じゅうりょくけん【重力圏】
ある天体の重力が及ぶ範囲。複数の天体が存在する場合、ある特定の天体の重力による影響が、他の天体の重力のものよりも卓越している領域をさす。