すずめのやり【雀の槍】
1 イグサ科の多年草。草原などに生え、高さ10〜30センチ。葉は線形。春、褐色の花をつける。すずめのひえ。 2 スズメノテッポウの別名。
すずめばち【雀蜂/胡蜂】
1 膜翅 (まくし) 目スズメバチ科の昆虫。日本最大のハチで、体長は女王バチが約4センチ、働きバチが約2.5センチ。体は黒と黄褐色の縞模様。腹部に毒針をもち、攻撃的で、毒は猛毒。巣は土中、樹木の空洞などに作られ、木材をかみ、つばで練ったパルプ状の壁のある球状で、直径約40センチ。ふつう樹液に集まるが、時にミツバチを襲うことがある。巣は漢方で露蜂房 (ろほうぼう) といい、薬用。くまんばち。ホーネット。《季 春》 2 スズメバチ科の昆虫の総称。クロスズメバチなど。
すずめびらき【雀開き】
小鮒 (こぶな) ・小鯛 (こだい) などを頭から背開きにすること。
すずめふぐ【雀河豚】
1 クサフグの別名。 2 ショウサイフグの別名。 3 ハリセンボンの別名。
すずめもく【雀目】
鳥類の一目。鳥の種類の半分以上の約5000種を含み、4亜目56科ほどに分類され、スズメ亜目(鳴禽 (めいきん) 類)が約4000種を占める。鳥類の中では最も進化したグループといわれる。燕雀 (えんじゃく) 目。
すずめやき【雀焼(き)】
1 雀を、たれをつけて焼いたもの。 2 背開きにした小鮒 (こぶな) を串 (くし) に刺し照り焼きにしたもの。
すずめゆみ【雀弓】
「すずめこゆみ」に同じ。「篠ためて—はるをの原はひたひ烏帽子 (えぼし) のほしげなるかな」〈夫木・三二〉