ばばきんらち【馬場金埒】
[1751〜1808]江戸後期の狂歌師。銭屋 (ぜにや) 金埒とも。通称、大坂屋甚兵衛。江戸数寄屋橋の両替屋。天明狂歌四天王の一人。著「金埒狂歌集」「仙台百首」など。
ばばこちょう【馬場孤蝶】
[1869〜1940]英文学者・翻訳家・随筆家。高知の生まれ。本名、勝弥。辰猪 (たつい) の弟。島崎藤村・戸川秋骨らと親交を結び、「文学界」同人となった。慶大教授。著「明治文壇回顧」など。
ばばさじゅうろう【馬場佐十郎】
[1787〜1822]江戸後期の洋学者。長崎の人。号、轂里 (こくり) 。名は貞由。志筑忠雄に師事。幕府天文方の蕃書和解御用 (ばんしょわげごよう) に出仕し、翻訳などに活躍。著「俄羅斯語 (おろしやご) 小成」など。
ばばたつい【馬場辰猪】
[1850〜1888]思想家・政治家。高知の生まれ。孤蝶の兄。慶応義塾に学び、英国に留学。帰国後、自由民権思想の紹介・普及に尽力。米国フィラデルフィアで客死。著「天賦人権論」など。
ばばつねご【馬場恒吾】
[1875〜1956]ジャーナリスト。岡山の生まれ。「ジャパンタイムズ」「国民新聞」の編集長を歴任。自由主義擁護の論陣を張り、無産政党の結成にも尽力。第二次大戦後、読売新聞社社長。
ばばのぼる【馬場のぼる】
[1927〜2001]漫画家・絵本作家。青森の生まれ。本名、登。少年漫画でキャリアをスタートさせるが、のちに大人向けの漫画や絵本を執筆。動物を主人公とした作品をほのぼのとしたタッチで描き、人気を集めた。漫画「ブウタン」「バクさん」、絵本「11ぴきのねこ」シリーズなど。
ばばぶんこう【馬場文耕】
[1718〜1759]江戸中期の講釈師・戯作者。伊予の人。本名、中井文右衛門。通称、左馬次 (さまじ) 。時事を論じて幕府の忌諱 (きき) に触れ、獄死。著「近世江都著聞集」など。